概要
日時:2019年6月1日(土)~2日(日)
場所:天理大学 杣之内キャンパス
大会参加費について
事前申し込み:会員3000円/非会員3500円
当日申し込み:3500円(会員・非会員ともに)
出店料:3000円(会員団体)、5000円(非会員団体)
懇親会(大会1日目):4000円
※天理大学付近には飲食店やコンビニエンスストアはありません。事前申込期間にお弁当をお申込みでない方はご注意ください。
プログラム
会場 杣之内キャンパス4号棟
1日目(6/1)
受付(11:30~17:00):1階 学生ホール
書店・出版社展示会: 1階 学生ホール
休憩室・弁当受け渡し:2階42G
13:00~13:10 4階 44A
開会式 司会:今井淳雄(天理大学)
会長挨拶:三宅 登之(東京外国語大学)
開催校挨拶:中川裕三(全国大会準備委員会委員長)
13:10~14:30 4階 44A
基調講演(使用言語:日本語)
杉村博文(大阪大学名誉教授)
「中国語教員が知っておくべき中国語文法知識」
<要旨>
大きなタイトルであるが、意図するところは、文法教育の効果をより高められるような総合的文法知識であり、個々の文法項目に関するレファレンスグラマー的知識ではない。これを学習者の側に立って言えば,今自分の目の前にある文法項目が既習の文法項目とどのように関係するかを知り、また今後学ぶべき文法項目に対してどのような伏線になるかを知るということである。学習者が五里霧中に堕ちることのないよう,教員は学習者の目の前にある個々の文法現象を文法体系の中に適切に位置づけ、学習者に「現在地」と「目的地」を示してやらなければ,文法教育の高効率は望めない。語順に関わる現象をいくつか取り上げ、以上の考えを具体化してみたい。
司会:中田 聡美 (大阪大学)
14:40~17:00 4階 44A
シンポジウム(使用言語:日本語)
「中国語ニーズを再考する—行政・市民・学校の視点から—」
□インバウンド観光における中国語ニーズ(奈良県観光局コーディネイター・劉睦)
□外国籍市民が日本社会に求めるもの―中国語教育を必要とする子どもたち―(近畿大学・高橋朋子)
□府内高校生の訪日観光客への案内・通訳―大阪メトロでのボランティア活動―(大阪府立福井高等学校・須田美知子)
□社会貢献活動としての中国語教育―「中国語絵本読み聞かせ活動」の問題点から―(天理大学・中川裕三)
<要旨>
日本社会において中国語ニーズが高まっているといわれる。しかし、いかなる場面でどのような中国語が求められているのかについては、必ずしも十分に検証されてきたとはいえない。中国語ニーズが多様化する今日の日本社会において、中国語教育に携わる我々には、それらニーズに対応できる人材の育成が求められている。そこで、本シンポジウムでは、行政・市民・学校の各現場における中国語の位置づけ、また、そこで求められる中国語について具体的事例から検証し、今後の中国語教育の可能性を模索したい。
指定討論者:中村 俊弘(関西外国語大学)・今井 淳雄(天理大学)
モデレーター:清原 文代(大阪府立大学)
司会:紅粉 芳惠(大阪産業大学)
スタディツアー(シンポジウムと同時開催企画)
■14:40~15:20天理図書館(定員40名、事前申し込み、先着順)
■15:30~16:30天理参考館(定員40名、事前申し込み、先着順)
■16:40~17:00天理大学CALLシステム紹介(定員40名、事前申し込み、先着順)スタディツアーはWEB事前登録が必要です 締切:5月15日(火)
★ 基調講演の後、シンポジウムと同時開催のスタディツアーは事前申し込み制です。学会HPに掲載されているツアー(天理図書館、天理参考館、天理大学CALLシステム紹介)から希望するものを選び(複数可)、学会HPからリンクの貼られている申し込みページより事前登録をしてください(各ツアー定員40名・先着順)。
★ 各ツアーの定員が本学会会員で埋まらなかった場合は非会員の参加を受け付けます(要事前申し込み:詳細は学会HPでご確認ください)。
★ スタディツアーの詳細は学会HPをご参照ください。
17:00~17:10 休憩・移動
17:10~18:00 会員総会 4階 44A
18:45~20:45 懇親会(天理駅前広場コフフン「Parkside Kitchen」)(※要事前申し込み)
2日目(6/2)
受付(9:30~12:00):1階 学生ホール
書店・出版社展示会:1階 学生ホール
休憩室・弁当受け渡し:42G
分科会発表:発表時間20分、質疑応答10分
分科会A 42H | 分科会B 42I | |
10:00-10:30 | 石井友美(早稲田大学) 中国語初級段階別読み物の分析―「多読活動」の適切性をめぐって | 楊彩虹(北海道大学) 中国語会話テストの評価について―ルーブリックによる試み |
10:40-11:10 | 相原里美(関西外国語大学) 日本語母語話者の表現スタイルに関する一考察―中国語作文指導の足がかりとして― | 西香織(北九州市立大学) 模擬面接における中国語学習者の受容型コミュニケーション・ストラテジー |
11:20-11:50 | 李光曦(大阪大学・院) 日本大学生汉语继承语学习者的学习动机—从身份认知的角度考虑— | 植村麻紀子(神田外語大学) 「仲介者」としての役割を意識したプロジェクト型学習―CEFR増補版のMediation(仲介)について考える |
司会 | 山田眞一(富山大学) | 丸尾誠(名古屋大学) |
分科会C 42H | 分科会Ⅾ 42I | 分科会E 42J | |
13:00-13:30 | 張婧禕・玉岡賀津雄・勝川裕子(名古屋大学) 日本語を母語とする学習者による中国語プロソディ理解の特徴 | 褚玉玲(大阪市立大学・院) 关于“不愧”的考察及与表评注语气的副词“到底”的区别 | 張恒悦(大阪大学) 感情動詞と“了”の共起関係について――日本語母語話者が産出した誤用例の分析を通して |
13:40-14:10 | 鈴木慶夏(神奈川大学) 国内における中国語言語景観の現状と課題—中国語教育への示唆— | 郭楊(九州大学人文科学研究院・専門研究員) 是什么决定了“存现文”的语序 | 李佳(立命館大学) 日本学习者动宾搭配产出性习得的偏误类型分析 |
14:20-14:50 | 中西千香(立命館大学) ポライトネス的な視点からみた禁止・注意表現~街の標示を中心に~ | 張立波(東北大学) 授業参観―中国語教員の参加を中心に― | |
司会 | 清原文代(大阪府立大学) | 加藤晴子(東京外国語大学) | 平井 和之(日本大学) |
注意点
・学会に参加される方は必ず最初に受付(4号棟1階学生ホール)を済ませてください。
・1日目の荷物のお預かりは18時(会員総会終了時)まで、2日目は16時までとさせていただきます。
・天理大学キャンパス内は指定された喫煙場所以外は禁煙となっています。 歩きタバコや吸い殻のポイ捨てなどしないように、喫煙マナーは必ず守ってください。
・今後、訂正・変更等があった場合は学会HPに掲載しますのでご注意ください。
・託児先の託児内容、事故発生の補償などについては中国語教育学会および開催校である天理大学は一切の責任を負いかねます。
スケジュール
※以下のスケジュールはおおよその予定で、今後変更の可能性もございます。2019年2月1日~20日:発表募集受付期間
2019年3月10日頃までに:発表採択者の決定
2019年4月23日:予稿集原稿締め切り(日本時間23時)
2019年4月25日~5月15日 事前受付期間
2019年5月20日〜 予稿集ウェブ掲載開始
託児補助について
申し込みを締め切りました
第17回全国大会準備委員会
第17回全国大会(2019年度)準備委員会は以下の会員で構成されています。(敬称略、五十音順)
阿部慎太郎、伊藤大輔、今井淳雄、清原文代、中川裕三(委員長)、中田聡美、氷野善寛、紅粉芳惠