大会報告
中国語教育学会第18回全国大会(オンライン大会)報告
清原文代 (大阪府立大学)
キーワード:単音節語 形態変化 主題優位型言語 意合法 時間序列原則
論文
中国語発音教育における知覚訓練の効果について -声調,母音,子音を中心に-
劉 驫 (九州大学)
キーワード:知覚訓練 発音教材 声調 母音 子音
本研究针对声调、元音和辅音等汉语语音教学中的基础项目进行研究,目的是在验证知觉训练教材效果的同时,实现有效实用的发音基础教材。具体来讲,笔者将某大学的两个班作为调查对象,实施知觉训练的班为实验组,不实施知觉训练的班为控制组(按照传统的授课方式学习)。实验结果表明,在单音节声调、单元音、复合元音、以及一般被认为难度适中或较低的辅音方面,知觉训练的效果不明显。然而,双音节的前后声调、以及一般被认为相对难度较高的辅音方面,知觉训练发挥了一定的效果。最后,根据实验结果,本文提出了知觉训练教材需要改善的方案,并说明了在日本的大学课堂上使用该教材时需要注意的几点。
差比句偏误问题研究
张恒悦 (大阪大学)
キーワード:結束性 接続指標 中差比句 偏误分析 母语干涉 英语干涉 中日语言对照研究
比較構文(“A比B……”)は日常的なコミュニケーションを行うのに必要不可欠な文型の一つである。そのため,比較構文は文法項目として,中国語教育の初期段階において広く導入されている。しかし,日本語を母語とする学習者は,比較構文の習得がさほど容易ではなく,不自然な表現を多く産出している。本稿では,日本語母語話者による会話,作文及びアンケート調査から得たデータに基づき,比較構文に関する誤用を取り上げ,考察を加える。語順や文型の誤りなどに関する誤用のタイプを7種類に分類し,それぞれの原因を母語干渉や英語からの影響などの観点から明らかにした上で,日本人向け中国語教育の現場で誤用分析の研究成果を活用することを提案する。
面接場面における受容型コミュニケーション・ストラテジー ――中国語学習者と母語話者を比較して――
西 香織 (明治学院大学)
キーワード:受容型コミュニケーション・ストラテジー 意味交渉 面接場面 エコー
本文以10名中高级汉语学习者(日语母语者5名,韩语母语者5名)和5名汉语母语者为对象,以求职应聘模拟面试的形式,对受试者在听不懂或听不清面试官的话语时采取的理解型交际策略进行了调查分析。结果显示,首先,学习者组使用最多的交际策略为回声[↑],即间接要求澄清/重复策略,而要求确认策略次之;母语者组使用最多的为确认要求策略,而感叹词↑次之。其次,学习者组使用了母语者组从未使用或极少使用的非言语行为(眨眼、歪头等)、沉默、装懂、以及表示思考中的回声[→]、填空词[→]等策略。其三,学习者组都未使用直接要求部分反复策略,而该策略对理解对方的话语具有相当高的有效性。其四,母语者组还经常在某一交际策略前后加“不好意思”等礼貌用语,而学习者组则很少使用。因此,在让学生掌握交际策略,以便顺利获得自己所需信息的同时,还要注重培养学生的语用能力,使他们能够根据对方和场合的不同适当改变表达方式。
コーパスデータに基づく時間副詞の用法について ――“马上”,“立刻”,“立即”を例に――
栁 素子 (大阪府立門真なみはや高等学校)織 (明治学院大学)
キーワード:“马上” “立刻” “立即” 中国語母語話者コ―パス コレスポンデンス分析
本文以时间副词“马上”、“立刻”和“立即”为研究对象,通过利用汉语母语语料库《BCC》对三词进行统计和对比分析。首先按照四种语言领域分类(“文学”、“报刊”、“微博”、“科技”)分别将“马上”、“立刻”和“立即”的使用频率,以及三词的搭配名词进行计量分析,再对其各个计量结果实行对应分析(correspondence analysis),从而推求三词在每种语言领域中的使用频率以及名词搭配倾向。最后探究三个副词的特点和用法。研究发现,四个领域各自的语体风格会影响到三词的使用,尤其是“立即”和“立即”的搭配名词受到“报刊”和“科技”语言领域的影响较明显。因此,本文建议在学习三词的过程中,在说明词典的基础意义的同时,再通过介绍各语言领域中三词的使用倾向以及具有代表性的例句,以便能够加深学习者对三个副词用法的理解与使用。
実践報告
情景会话练习的展开及分析结果 ― 以初级汉语会话课为例 ―
楊彩王維亭 (千葉大学)
キーワード:情景会话 表演 互动能力 学习动力 持续力
本報告は中国語が選択科目である大学における初級会話クラスでの場面会話練習の実態に基づき分析した結果である。学生が会話の内容を作る時の様子から、練習する時及び発表時の様子までを観察し、その問題点やアンケート調査の結果までを分析した。 今回の実践練習を通じ、中国語初級の教育現場では、場面会話の練習が学生の会話能力及びコミュニケーション能力をアップさせる有効な手段であることを明らかにした。多くの学生が積極的にグループに参加し、お互いに良い刺激を受け、会話内容に関する意見などの交流もできたと言える。また各グループともみんなの前で円滑に発表ができ、学生にとっては大きな進歩であることは言うまでもない。アンケート調査では85%の学生が場面会話の練習は会話が上達する有効な手段の一つであると高く評価した。 今後、定期的に場面会話練習を授業に取り入れ、学生の会話及びコミュニケーション能力を強化することに着目する。