言語と文体

魚返善雄

紀伊国屋書店 1963(1998復刻)

山田眞一

キーワード:文体,意味,翻訳論

学生時代に感銘を受けた本のひとつで、文体の本質と位相を広義の言語学の立場から考察したもの。初版出版から半世紀以上経つが、今読んでもそれほど古さを感じない。
文体論の応用として翻訳を取り上げており、『詩経』や『長恨歌』の筆者による日本語訳を目にすると、技術の先にある「美」を表現できる、達人のことばに対する感性に憧れを禁じ得ない。
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