有关“一次”和“一趟”动量补语

周静賢
(日本大学・院)
 現代中国語において、動量補語としての“一次”と“一趟”の文中の位置は場所を表す 目的語の前と後ろのどちらにも置くことができる。この二つの位置は文の表現や意味にど のような影響を与えているのか。一部の学者は、“一次”と“一趟”の位置と数量の強調 を関係づけている。本稿では、その観点について単文と複文に分けて検討した。結論とし て一つは、単文における“一次”と“一趟”の位置は数量の強調と関係がなく、場面と頻 度に関係がある。もう一つは、並列複文において、数量補語と目的語が対応される場合、 “一次”と“一趟”の位置は数量と関係があり、主従複文においては、数量を強調するも のではなく、複文の文構造と関係がある。

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