第12回大会報告:中国語教材のあゆみ―過去から未来へ
唐通事の学んだ言語とその教科書――『訳詞長短話』と『東京異詞相集解』――
キーワード:唐通事,訳詞長短
长崎唐通事编辑的教材,根据文献记载,最早的是魏龙山编的《译词长短话》(写成于江户时期宽政八年,公元一七九六年)和《东京异词相集解》。魏龙山这个人,见于史传,关于他生平的详细情况,在《译司统谱》,已得而知了。这两部书在汉语教育史上占有很重要的地位。《译词长短话》成书以后能为唐通事接受,成为权威性教材,在汉语教育中,起了很大的作用。
琉球の留学生たちと琉球官話課本
キーワード:琉球官話課本,官生,勤学,久米人,明倫堂
琉球国(今日本冲绳县)与中国之间,很早就有交流往来的历史。琉・中之间官方正式的关系在明初。今后琉球国以朝頁贸易、册封制度为国家重要政策。因此两国之间的交流不
仅在政治上、经济上,而且在文化上都有密切关系。本文是通过琉・中的交流,介绍了久米村的官话教育的一些情况,而指出当时琉球国内已有存在官话学习的教育环境
中国語教材における語彙について
中国語教材のあゆみ―過去から未来へ 文法
これからの中国語教材
キーワード:第二外国語,教材,ICT,反転授業,オープンエデュケーション
本文探讨了有关日本大学第二外语——汉语的教材问题。我同意郭春贵(2014)的观点,二外汉语不是专业课,而是教养课,同时二外汉语不但是教养课,也是一门语言课,它的实践性比其他学科要强,应该重视让学生实践应用。
近年来,有一种新的教学模式“Flipped Classroom(翻转课堂)”引人注目,它将从前的教师讲课,学生回家后做作业的方式翻转过来,学生课前先在家里看视频教材等自学教材,上课时在教师的援助下完成作业,进行与同学讨论等双向性的活动。二外汉语存在学时少、人数多这两大问题,所有教学任务都在课堂里完成是不可能的。通过我个人的初步课堂实验,我相信这种教学模式有推广普及的价值。
21世纪ICT(信息通信技术)突飞猛进,网上的公开课种类繁多,翻转课堂上使用的视频教材等自学内容通常在网上就可以找到。如果找不到合适的教材,教师可以采用免费或者价格低廉的软件自己制作。
論文
V1+N+V2の下位分類――修飾構造・動賓構造と連動構造の境界――
キーワード:連動式,修飾構造,動賓構造,述賓動詞,間接疑問文
“找对象结婚”和“下决心结婚”两个词组看上去很相似,都具有V1+N+V2这一组合结构。然而,实际上这两个词组在句法和语义两个层面上都是有区别的。本文通过分析得出一个结论:“找对象结婚”应分析为一种状中结构,而“下决心结婚”则应该视为一种动宾结构。这两个词组都分别有类似的例子。
日本人大学生中国語学習者のスピーキングの特徴――中国語母語話者との比較から――
キーワード:中国語スピーキング,発話量,複雑さ,正確さ,流暢さ
本文通过比较汉语学习者和母语是汉语的人的独白,分析了他们在话语量、复杂性、正确性、流畅性以及连词的使用等方面的差异。分析结果表明,专业学汉语的日本大学3年级学生的独白有以下特点:他们的汉语独白正确性较高,话语量也与母语是汉语的人没有太大区别。但是使用的句型比较单一。因为不太使用连词,所以整段独白用单句比较多,从而显得单调又不够流畅。和母语是汉语的人比较,因为停顿的次数多,所以听起来不太流利。以上这些不足的地方,只要加强有针对性的训练,应该都可以得到改善。希望本文的研究结果能够给日本大学生的汉语会话学习提供有益的线索和启示。
试析日本汉语检定考试3级的稳定性
キーワード:统计数据,误差,稳定性,公正性
中国語検定試験は30数年の歴史があり、多くの専門家の努力により、六つの等級に分けて年に3回実施され、年間約6万人の受験生が利用する大型標準テストである。そこで、受験生の中国語のレベルが客観かつ正確に測れるのみならず、テストの安定性に基づき受験生にとって公平公正が保たれることが求められる。さらに、合格証明書の授与により就職の採用、職務の昇格などに利用されるという社会的効用を有するので、ハイリスク・テストになる。そのため、何よりも試験の公平公正を維持しなければならない。この意味で、3級の3年間計9回分の試験を研究対象にして、主に統計の手法で得たデータに基づいてその安定性を考察した結果、試験は安定しているとは言いかねる。それはランダム誤差というより、系統誤差によるものである。そこで、原因を検討したうえで、より良質のテストを提供するために、社会責任の視点からテストの公平公正の重要性を提示した。
关于“肯”的语义语用特点及与“愿意”的区别
キーワード:肯,被动的意愿选择,愿意,对外汉语教学
There have been detailed explanations and analyses in dictionaries, grammar books andrelated research papers about the usage of “Ken” and the difference between “Ken” and “Yuanyi”.Based on existing research, this paper examines the practical usage patterns of “Ken”, andanalyzes its semantic characteristics and pragmatic functions. It further explores the asymmetrybetween Ken’s positive and negative usage, and Ken’s differences from “Yuanyi”.
Our investigation and analysis not only confirms some of the findings reported in theliterature, but also reveals some new features that have not been reported before. Lastly, weattempt to explain why students often make mistakes when learning and using Ken, and providesome guidance on how to correct these mistakes.
文法範疇設定の教育的妥当性――教育文法における前置詞“在”からの検討――
キーワード:文法範疇,教育的妥当性,教育文法,文法インストラクション
在汉语教学中,尽管教师会给学习者反复说明合乎语法的语序,我们一如既往经常看到“*我学习汉语在大学”等中介语形式。因此本文提出如下教学法:把“在”等词称为动词并将其目标形式“我在大学学习汉语”视为反映时间顺序原则的连谓结构;先学习连谓结构再学习该目标形式。文章通过对二语汉语中介语形式的观察分析探讨这种教学法的教学适当性。
空缺式“得”字补语简析
キーワード:“得”字补语,空缺式,语义特征,感叹
In spoken Chinese, there is a kind of verb-complement construction like “Ba ni mei de(把你 美 得 。) ” ,“Re de wo a!( 热 得 我 啊 ! )” .It is different from the normal structure ofverb-complement. In this paper, we called the construction as “kong que shi de complement(空缺式得字句)” .The syntactic characteristics, the semantic characteristics and the pragmaticcharacteristics of the construction had been analyzed in this paper. Its semantic characteristicsare similar to those of exclamatory sentences.
对日本大学生汉语发音中“声调难”问题的探索
――以初修汉语的教学对象为例――
キーワード:日本初修汉语教育,汉语声调,声调教学法
日本人大学生にとって、中国語学習において声調の習得が最も難しいと言われている。特に、声調の発音については、誤りが多く、また矯正しにくい。発音の誤りによって、話者の意図を正しく相手に伝えることができない場合も多い。本研究は、初修外国語・中国語(以下初修汉语と略す)を履修する日本人大学生を研究対象にして、多数の発音テストの考察を踏まえ、声調と声調を続けて発音する過程における様々な誤りは声調の発音能力との一定な結びつきがあると主張する。さらに、音声能力の視点から、声調の発音能力には「認調能力」(単音節声調の発音能力)および「拼調能力」(多音節声調の発音能力)が含まれるという仮説を立てる。
日本語母語話者による中国語子音の知覚と産出
――有気・無気子音を中心に――
キーワード:有気子音,無気子音,発音指導
本文从感知和发音两个方面,在一年中对日语使用者的汉语送气与不送气辅音的习得问题进行了两次实验。
首先,感知实验结果显示,学习者在感知塞音时完全没有问题,在感知塞擦音时,除了4名学习者的[zi][ci][zhi]的错误以外,其余10名都是正解。经过统计检验发现,两次结果之间不存在显著差异。
其次,在分析学习者的语音样本时,采用了汉语使用者评价和语音软件测量两种方式。从评价结果来看,塞音[ba][da][ga][ka]几乎不存在问题,而[pa]和[ta]存在问题;塞擦音[ji]的习得情况最好,其次是[zi][zhi][chi]。比较两次试验的评价结果得知,随着习得时间的推移,[pa]的发音得到明显改善,[ta]依然没有得到改善,[ci]的发音存在改善的倾向,但[qi]的发音反而不如学习初期时正确。
最后,对测量结果进行统计分析,发现学习者的塞音和塞擦音两次发音的VOT平均值之间不存在显著差异。同时,通过比较学习者和汉语使用者的发音,发现学习者的送气塞音和送气塞擦音的VOT值过短是导致发音错误的主要原因,而不送气塞擦音的情况更为复杂。
実践報告
通过语言表演提高日本学生的汉语口语能力
――以爱知县立大学中国语Ⅱ会话课为例――
キーワード:汉语口语能力,汉语口语教学,语言表演,日本学生,课堂实践
外国語学習における四技能のうち、会話能力は日本人学生が弱い分野である。原因の一つには、多くの日本人学生は、どちらかと言えば寡黙で、積極的に話をしない点がある。本報告は筆者が会話スキットの発表を通して、日本人学生の中国語会話能力向上を目指した一つの試みである。また、会話スキットの発表の第二言語の教育の上での働きについても議論した。
今回の教学実践と先行研究で、会話スキットの発表は、学生の人前で話をする際の恥ずかしさを軽減し、彼らの物静かな性格を打破し、積極的な授業参加を促す働きがあることが明らかとなっている。この他、学生にシナリオ作成させることは、中国語で彼ら自身が自由に普段の生活を表現できる点で有利な条件を提供している。シナリオ作成に学生が関わることで、彼らが積極的に協力し、学び合う精神を養い、共に向上できる良い学習環境を作り出している。筆者は、会話スキットの発表という方法を利用して、日本人学生の中国語会話能力向上、ひいては全体的な中国語能力向上のより有効的な方法を提案したい。
異文化間コミュニケーション能力養成を目指す
――留学生と学ぶ中国語会話授業の実践――
キーワード:会話教育,相互学習,学習者の情意,異文化間語用論
在外语教育中如何培养学生的交际能力这一问题日益受到重视。就日本的汉语教学来说,也有一些学校开始探索留学生与日本学生合作学习的教学模式。但是,从以往的情况来看,这样的教学实践大多是一时性的或者通过网络的非直接性的。为了能够真正培养学生的跨文化交际能力,本文提出了一种新的课程设计方案,强调以互动学习为核心,运用跨文化语用学理论来进行教学活动。并在此基础上,探讨培养学生应有的综合跨文化交际能力的可行性。